米「リーダーズ・ダイジェスト」誌は23日、「信用あるブランド2008」香港地区での調査結果を発表した。香港消費者の人気の高い世界各地95ブランドのうち、香港の38ブランドがランクイン、現地ブランドが「信用あるブランド」の実に4割を占めた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

同誌アジア太平洋地区研究・マーケティングディレクターによると、世界的大都市である香港に世界各地の有名ブランドが集結しているなか、今年「信用あるブランド」の名誉を獲得した香港の現地ブランドの占める割合は、昨年の37％から40％に上昇した。今回選出されたブランドのうち、キャセイパシフィック航空、ペニンシュラホテル、李錦記などの香港ブランドは10年連続で選出され、現地ブランドがより一層香港の人々に親しまれていることがわかった。

今回の選考は、製品・サービスなど43分野にわたり、不動産、銀行、航空会社などのサービス業、日常生活と密接に関わる化粧品、牛乳、調味料など、さらには大学、教育センターなどの教育分野までもが対象となった。

調査結果によると、ハイテク製品では、ヒューレット・パッカード、レノボ（聯想）、デル、ソニーなどのブランドが香港消費者の高い人気を集めた。自動車関連では、BMW、メルセデス・ベンツ、トヨタ、ホンダが「信用あるブランド」としての評価を受けた。ジュエリー関連では周生生、周大福が香港消費者の厚い信頼を集めた。金融機関ではHSBC、恒生銀行、AIAなど、また教育関連では香港大学、香港中文大学が選出された。

今回の選考は「リーダーズ・ダイジェスト」とACニールセンが共同実施、香港、中国大陸部、台湾、インド、マレーシア、シンガポール、タイ、フィリピンの8地域を対象に行われ、各地の「信用あるブランド」をそれぞれ選出、さらに各地の結果を総合し、「アジアの信用あるブランド」を選出している。「アジアの信用あるブランド」には今回、キャセイパシフィック航空、李錦記など4つの香港ブランドが選ばれた。

「人民網日本語版」2008年4月24日