世界で会計などの事業を展開するアーンスト・アンド・ヤングは、5日に発表した研究レポートで、中国は巨大な未開発市場と潜在的経済成長力を有し、イノベーションの活力に満ちているとして、初めて多国籍企業の経営者にとって最も投資の魅力がある国になったと発表した。
アーンスト・アンド・ヤングは、834人の多国籍企業の経営者を対象に、インフラ、税収、労働力コストと従業員の素質、潜在的経済成長力、企業文化と社会環境などを調査した。レポートでは47%の経営者が中国を最も魅力的な投資国に挙げ、2位のインドは30%、3位のロシアは21%だった。
調査対象になった経営者たちは、米国のサブプライム問題の影響で経済は衰退の危機に直面しており、投資の魅力は低下したと考えている。昨年の調査では、33%の経営者たちが最も投資の魅力がある国として米国を挙げたが、今年は12%に下がった。しかしイノベーション能力の面では依然として米国がトップで、2位は中国、3位はドイツだった。ソフトウェアとハイテク分野でもトップは米国で、2位は中国、3位はインドだった。
ドイツは唯一、西欧諸国の中でも魅力的な投資国ランキングのトップ10に入っている。しかし今年のドイツの順位は、昨年の4位から6位に下がった。
「チャイナネット」2008年6月6日 |