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中国のA株市場、下半期に低迷を脱出へ
発信時間: 2008-06-30 | チャイナネット

上海証券研究所が28日開催した2008年下半期の上海証券取引所A株市場の投資戦略報告会で、今年下半期の経済環境は引き締め気味の前半から後半は緩やかなものになるとの判断に基づき、A株市場も徐々に低迷状態から脱するとの見方が示された。総合指数は2500~3800ポイントの間を推移するとされた。「上海証券報」が伝えた。

同研究所の郭燕玲さんによると、インフレや経済成長の情勢、後に続く政策の方向性が、引き続き今年下半期のA株市場を左右する重要な要因だ。要素価格の改革が秩序よく進められていることを背景に、インフレ観測や通貨引き締め政策の圧力とここから引き起こされる上場企業の収益予想の下方修正が、A株市場に明らかな制約作用をもたらすことになる。

このほか非流通株の解禁が8カ月にわたるピーク期を経て安定に向かい、これにより全体として前半は引き締め気味、後半は緩やかな経済状況が出現すると予想される。

下半期のA株市場について同研究所は、金融サービス、石炭、小売業、機会設備、鉄鋼、化学工業、医薬産業への投資が伸びると予測する。

「人民網日本語版」2008年6月30日

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