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製品油値上げの影響を徹底分析
発信時間: 2008-07-07 | チャイナネット

公共交通

国家発展改革委員会は先月19日、翌20日からガソリン、ディーゼルオイルの価格を1トン当たり1千元引き上げることを発表した。これは2002年に行われた調整に続く18回目の国の製品油価格調整で、過去18回の調整中、引き上げ調整が行われたのは13回に上る。今回の調整でガソリン価格は02年の1リットル当たり2.5元から、一気に同6元以上に跳ね上がった。「中国青年報」が伝えた。

このたびの引き上げをどうみるか。製品油価格の上昇は生活に影響を与えるか。

中国青年報社会調査センターはこのほどテーマ調査サイトを通じて調査を行った(有効回答数7740人)。それによると回答者の76.9%が「製品油価格の上昇は最終的に商品価格に反映され、市民の日常生活に深刻な影響を与える」と答え、48.1%が「製品油価格の上昇後、各方面で生活消費を抑えるようになった」と答えた。

北京市の運転歴10数年のタクシー運転手・王海軍さんは、収入の約35%がガソリン代に消えるといい、「今の毎月のガソリン代は約3千元で、一日当たり最低650元の売上がないと利益が出なくなってしまう」と話す。

調査によると、78.1%の回答者が「製品油価格引き上げ後に、タクシーなどの輸送コストの増加の影響が自分に及ぶのではないか心配」としており、71.5%が「引き上げはマイカー族への影響が大きい」とし、47.7%が「地下鉄などの公共交通手段を利用する人が増え、渋滞が一層ひどくなる」とし、39.8%が「自分への影響としては、毎月の消費がかなり増えることが考えられる」と答え、37.7%が「観光やレジャーなどに影響が出る」と考えていることがわかった。

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