8割がマイナス評価
「小康」誌はこのほど新浪網と共同で「中国の金持ちに対するイメージ調査」を行った。長年にわたる社会での論争と金持ち自身の努力によって、人々の金持ちに対するイメージは変わっただろうか。調査では回答者の80.39%が金持ちによいイメージを抱いていないことがわかった。
1980年代に先んじて豊かになった人々は「万元戸」と呼ばれ、以降「大款」「富豪」「CEO」などとさまざまな呼称が登場した。変わったのは名前だけで、人々の金持ちに対する関心と疑惑は変わらなかった。金持ちの財産はまともな手段で手にいれたものなのか。財産が増える過程で権力側と何らかの取引があったのではないか。金持ちには愛する心や社会的な責任感が欠けているのではないか――といった疑念はなくならなかった。
世間の厳しい目にさらされて、金持ちも自分のイメージに注意を払うようになり、慈善行為や社会的責任を引き受けることで突破口を開くことを常に考えている。特に四川大地震の発生後、一部の金持ちたちはそれぞれのやり方で支援の手をさしのべ、命を救い、復興や救済に当たった。こうした自覚と努力は社会に認められるところとなった。
それでは長年にわたる社会での論争と金持ち自身の努力によって、中国の金持ちに対するイメージはどうなっただろうか。
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