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金持ちへのイメージ調査、「人生のモデル」も強い不信感
発信時間: 2008-07-03 | チャイナネット

不信感・人生のモデル

ある研究者の分析によると、人々が金持ちに好感を抱けないのは、急速に金持ちになった人は何か不正なことをしているか、特殊な関係性やルート、ひどい場合は腐敗行為や犯罪行為に依拠していると考えていることが大きな原因だ。回答者の多くが「金持ちは悪いことをしているに決まっている。そうでなければ金持ちにはなれない」「中国の金持ちのほとんどが役人と癒着しているか、国営企業などと結託しており、少なくともしょっちゅう出向いてご機嫌伺いをしているのは間違いない」といった見方を示す。

ある回答者は次のように指摘する。多くの先進国では、金持ちは金を使うことに慎重だが、社会的な寄付行為は争って行う。一方、中国の金持ちは、豊かになると富をひけらかして人々の羨望を集めたりし勝ちだ。

金持ちについて語る場合、社会的責任や慈善行為と切り離すことはできない。

指摘しておかなければならないのは、金持ちのイメージはよくないものの、回答者の50.66%が中国の金持ちの中に人生のモデルを見いだしているということだ。特に情報技術(IT)、ネットワーク、バイオテクノロジーといった新興産業が相次いで起こり、資本を中心とする時代から知識を資本とする時代への転換が進む中で、丁磊、張朝陽、李彦宏、陳天橋といった有名人は、知識経済が巨大な富を生み出す様子を人々に知らしめた。これにより富の「神秘のベール」はいくらかはがされた。

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