上海浦東地区では今年上半期、外資関連の382プロジェクトが新たに認可され、契約ベースで23億ドル、実行ベースで18億ドルの外資が導入された。浦東地区の外資導入規模は依然として上海全体の上位にあるものの、増加速度は昨年同期と比べて大きく低下した。
浦東地区の外資導入は、規模の増加としては減速傾向にあるものの、クオリティや構成はいっそうレベルアップする傾向にある。外資関連プロジェクト認可数と契約ベース外資導入額のいずれも、金融・現代物流・展示会・コンサルティングなどの近代的サービス業に9割近くが集中した。グローバル企業12社の地区本部の設置も認められ、投資額200万ドル以上の研究開発センター6機構の設置も認可された。浦東地区での地区本部設置を認められたグローバル企業はこれで108社に達し、上海全体の半数以上を占めている。
浦東地区の良好な発展環境を受け、同地区にすでに投資している外資企業が増資を行うケースも増えている。今年上半期、浦東地区で増資を行った外資企業は422社にのぼった。契約ベースの外資導入総額の75%を占め、浦東地区の外資導入の主要形式は増資となった。サービス業分野での増資は特に目立っている。
「人民網日本語版」2008年7月24日 |