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急速に成長する中国の自動車金融
発信時間: 2008-08-08 | チャイナネット

北京ベンツ・ダイムラークライスラー(BBDC)はまもなく、「国産ベンツEクラス」「クライスラーセブリング」「クライスラー300C」の購入者に向けた個人ローンを、北京・上海・杭州・深センでの試行に引き続き、自動車の購入の多い8つの都市(広州・天津・青島・南京・寧波・温州・重慶・成都)でも打ち出していく予定だ。「国際金融報」が伝えた。

BBDCと深セン発展銀行が共同で打ち出すこの自動車ローンは、金融機関が行う一般のローンに比べて、▽頭金が安い▽利息が低い▽手続きが簡単――などの特長を持つ。上記の4大都市では7月15日に試行開始され、市場の熱烈な反響を呼んだ。「低利息での自動車購入」を掲げるローンプランでは、頭金が25%に設定され、現金支払いのプレッシャーが軽減された。利率も最低で年率6.723%にまで抑えられ、人民銀行(中央銀行)の基準利率より10%低い利率を実現した。毎月の支払い額もこれまでより低くなった。また「利息なしのランクアップ」を掲げるローンプランでは、「ベンツE級」と「300C」の購入者に向けて、頭金50%を支払えば最長1年間の無利息ローンを利用できるサービスを提供する。ローンの審査にかかる時間はわずか15分で、2日以内にローンを正式に組むことができるという。

データによると、中国の自動車ローンの市場規模は2025年までに、5250億元にまで拡大する見込みだ。自動車金融市場は巨大な潜在力を持っており、自動車製品そのものに継いで、大型自動車メーカー各社によって争われる第2の市場となっている。中国の自動車ローン利用率は現在、先進国の60~70%をはるかに下回る10~20%に過ぎない。

業界関係者によると、中国の自動車市場は08年、▽全体的な成長鈍化▽自動車業以外の関連産業の状況の不良▽価格全体の低下――という厳しい状況にある。自動車企業は、個人向け自動車ローンを打ち出すことによって、さらなる苛酷な価格競争を避けることができる。そのことは、中国自動車産業の良性競争と発展に良好な環境を作り出すことにつながる。

「人民網日本語版」2008年8月7日

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