現在開催中の「第5回河南国際投資貿易商談会」において、オーストラリアCFT社による河南省石炭層ガス開発協力プロジェクトの詳細が明らかになった。同社はまず10億ドルを投資、国内石炭生産大手の河南平頂山煤業集団(平煤集団)が保有する5カ所の鉱山区を開発する。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
今回の貿易商談会に参加したCFT社トップ層は、「平煤集団での現地調査の結果、同集団が保有する鉱区には、豊富な石炭層ガスが埋蔵されており、地質構造も極めて良好であることが判明した。これで、双方のタイアップに強い自信を持つことができた。我々はまず10億ドルを投資、同集団の鉱山区5カ所を開発する。協力プロジェクトが順調に進めば、全省規模での全面展開を考えている」と述べた。
石炭層ガス、いわゆる「ガス」には、石炭採掘業界の安全問題に対する潜在的危険が集中している。しかし、石炭層ガスに対する有効な総合開発管理が実現すれば、石炭層ガスは中国の新しいクリーンエネルギーのひとつとなり得る。
関連資料によると、河南は石炭資源にとどまらず、石炭層ガス資源も豊富な省だ。2千メートル以下の浅部石炭層ガス資源は全省で約1兆立方メートルある。同省にとって、石炭層ガスの開発利用は今では、石炭と石炭化学工業に続き3番目に大きい石炭工業支柱産業となっている。
「人民網日本語版」2008年8月28日 |