中国独自開発した「曙光5000」スーパーコンピュータ
中国科学院計算技術研究所と曙光情報産業有限会社が、中国独自の100テラフロップス(演算速度1秒間100兆回)超のスーパーコンピューター「曙光5000」の開発に成功したことが28日分かった。
この成功により、中国は米国に次ぎ演算速度が百兆回を超えるビジネス用高性能コンピュータを製造・応用できる2番目の国になり、中国の高性能コンピュータの製造や応用能力が、世界の先進レベルに達したことを示している。
「曙光5000」は、中国の「国家863計画(ハイテク技術研究発展計画)」における高性能コンピュータと、コアソフトウェア重要特定プロジェクトの一つで、インターネット向けの高性能コンピュータであると同時に、情報サービス向けのスーパーサーバーでもあり、様々な目的に応じたシステムサービスを提供することができる。
「曙光5000」の最高演算速度は、毎秒230兆回の浮動小数点演算(FPU)に達し、LINPACK演算速度は毎秒160兆回浮動小数点演算を上回り、現在国内で最も速いビジネス用高性能コンピュータシステムだ。超高速演算処理能力のほかにも、高いコストパフォーマンスや、超低出力、応用分野が広いなどの特徴がある。
「チャイナネット」2008年8月29日 |