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スーパーハイブリッド水稲、生産量の増加が来月に実現 |
発信時間: 2008-08-29 | チャイナネット |
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国内の水稲専門家たちは、湖南省邵陽隆回県にある102ムー(1ムー6.667アール)のテスト栽培地に集り、現地の測量分析をした結果、1ムーあたりの生産量が900キロを超えることが分かった。 袁隆平さんたちのスーパーハイブリッド水稲栽培グループは、雲南省で1ムーあたりの生産量が1200キロを超える記録を作っているが、水稲の主要生産地である湖南省の広い面積で、1ムーあたりの生産量が900キロを突破するのは初めてのことだ。 広い面積での水稲栽培が、1ムーあたり900キロを超えるのは世界でも初めてのことだ。この袁隆平さんたちが努力している生産量が実現すれば、世界的な食糧問題を解決する一つの飛躍になる。現在、300ムーのテスト栽培地は全て湖南省にある。 生産量測定の確実性について育種専門家の羅孝和さんは、1株ごとの稲穂の粒数や充実さだと話し、稲穂の粒数が平均して200粒を超えれば、1ムーあたりの生産高は900キロを超えることになり、このテスト栽培地の1ムーあたりの生産量は1000キロを超える見込みだ。羅孝和さんが一株の稲穂に実った粒を数えてみると約300粒で、粒の少ない稲穂でも200粒を超えていた。 中国の人口が増加し耕地が減少する中で、袁隆平さんは2006年にスーパーハイブリッド水稲で大きな成果を収め、3ムーの耕地で4ムーの生産量を達成した。今ある水稲の単位面積あたりの生産量と総生産量を向上させることで、農民の食糧生産の経済的利益を向上させ、国の食糧安全を確保することができる。 湖南省農業庁と湖南省交雑水稲研究センターも共同で20の県でテスト栽培を実施し、そのうちの18県の1ムーあたりの生産量は33%増加した。 3ムーの耕地で4ムーの生産量を収穫するテストは、来年には40の県で行われる予定で、その面積は6万ムーから24万ムーに増え、安徽省、四川省、河南省などの食糧生産主要県もこのテスト栽培に参加することになっている。 「チャイナネット」2008/08/29 |
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