「2007年世界に影響を与えた華人の授賞式典」が3月29日、北京大学の百年記念講堂で開催された。科学研究、公共業務、スポーツ、文化・芸術などの分野ですぐれた業績を挙げた11人が受賞し、「ハイブリッド水稲の父」と呼ばれる袁隆平氏は、「世界に影響を与えた華人終身業績賞」を授与された。袁氏の受賞は、著名な物理学者の楊振寧氏に次いで2人目。

授賞式で袁隆平氏は、「科学技術を通じて人々の食糧の確保に力を入れ、今でも1ムー（1ムー＝6.667アール）あたりの水稲収穫量が900キロに達する目標を実現するため、高齢にもかかわらずに畑で実験している。彼は本当に『胸懐天下』（この世の人々を心に留めている）の人である」と評された。

「チャイナネット」2008年3月31日