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北東アジア博覧会、北東アジアの地域協力を加速
発信時間: 2008-09-02 | チャイナネット

第4回北東アジア博覧会が、9月2日に長春で開幕する。北東アジアや世界各国のビジネスマン約4万人が訪れ、世界企業ベスト500社の責任者が約60人、国内外の政府高官、約60人も参加する。

北東アジアには、中国、韓国、日本、ロシア、北朝鮮、モンゴルが含まれ、地理的や経済的な面からも、北東アジア地域は世界の構成にはとても重要な地域だ。データでは、現在6カ国の輸出総額は世界全体の21%、輸入総額は世界の16%を占めている。世界経済の一体化と地域経済の一体化が加速するにつれ、北東アジア6カ国の経済融合も深まりつつある。

2007年末の時点で、中国の日本、韓国、ロシアからの直接投資は累計1012億ドルで、対内直接投資の13.3%を占めている。中国の北東アジア5カ国への直接投資もここ数年急速に伸びており、大まかな統計では累計40億ドル近くで、中国の対外直接投資総額の4%を占めている。現在、中国は、日本、韓国にとって最大の貿易相手であり、モンゴルの最大貿易パートナーだ。

北東アジア地域協力のニーズに応え、2005年には中国国務院の批准を経て、商務部と吉林省が共同で第1回北東アジア博覧会を開催した。この博覧会の貿易取引額は3億ドル近くに達し、「中ロビジネスの日」だけでも、ロシアと中国の間で4つの協力の取り決めが締結された。

その後の2回の開催で、北東アジア博覧会の足場的な効果が持続的に増大した。博覧会に参加するビジネスマンの数は、第1回が4000人、第2回目は6100人、第3回は7300人と増え続けている。貿易取引額も第1回は3億ドルに近く、第2回は3億8400万ドル、第3回目は4億1000万ドルと伸び続けている。

また北東アジア博覧会の協力プロジェクトは、第1回は132件で投資額367億9000万元(約45億ドル)だったが、第2回は255件の523億9000万元(約64億ドル)、第3回は169件で719億元(約90億ドル)と増加している。

「チャイナネット」2008年9月2日

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