これを背景に、中国東北地区は対外開放を積極的に拡大するとともに、北東アジアの経済統合の加速に取り組んでいる。

フォーラムに出席した日本の谷合正明・経済産業大臣政務官は「中国沿海部を中心に投資を行っている日本企業は、労働力や土地の確保が以前よりも難しくなってきている。中国が現在進めている東北振興戦略は、さらに多くの日本企業の投資を呼ぶだろう」と述べた。

中国商務部政策研究室の王子先副主任は「北東アジア地区と中国の貿易額は昨年4481億ドルに達し、中国の対外貿易全体の20.6％を占めた。また、中韓は8月に共同コミュニケを発表し、2国間貿易額を2000億ドルに引き上げるという目標の達成を2010年に前倒しすると決定すると共に、中韓自由貿易区を積極的に研究・推進すると発表した」と述べた。

「人民網日本語版」 2008年09月03日