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主要水質汚染物質の総排出量が減少
発信時間: 2008-09-11 | チャイナネット
 周生賢環境保護部長はこのほど曲阜市で開催された「全国重点流域水質汚染対策事業会議」で、主要汚染物質の総排出量が全国的に減少し、重点流域の水質汚染対策事業が目に見える成功を収めたことを明らかにした。今年上半期、主要汚染物質である二酸化硫黄の総排出量は昨年同期比3.96%減少、化学的酸素要求量(COD)も同2.48%減少するなど、必須達成目標が功を奏し始めているという。

 周部長は「両主要汚染物質の総排出量が共に減少するという良好な基調を維持しているのは、党中央と国務院がこれを非常に重視し、各地・各部門が積極的に推し進めてきた結果だ。中でも、汚水処理施設の建設による排出削減、構造の変更による排出削減、管理レベルの向上による排出削減、環境経済政策の推進による排出削減といった総合対策が重要な役割を果たした」と指摘した。

 07年、全国759の国家地表水水質モニタリングスポットはⅠーⅢ類水質の割合が41.6%、劣Ⅴ類水質の割合が26.7%だった。過マンガン酸塩の濃度は6.5ミリグラム/リットルで06年と比べ7%下がった。このうち、長江や黄河など7大水系ではⅠーⅢ類水質の割合が50%に達し、前年比7ポイント上昇。同じく劣Ⅴ類水質の割合は2ポイント下がり、重点流域の水質が全体的にやや改善していることがわかった。

 重点流域の水質改善は、地方各級政府と国務院の関係部門が重点流域の水質汚染対策と省エネ・排出削減事業を統合的に計画し、各種の総合的な対策を講じたことによる。
 「人民網日本語版」 2008年09月11日
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