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黄河デルタ開発に22兆円投入へ 山東省
発信時間: 2008-09-11 | チャイナネット
 
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 中国国内で開発が待たれている最後の大河デルタである黄河デルタ地域が、開発ブームを迎えようとしている。「十一五(第11次五カ年計画、2006-2010年)」期間に1兆5千億元を投じ、効率の高い生態経済区に変貌させていく予定だ。第一財経日報が伝えた。

 山東省は今年4月、「黄河デルタ地域の効率の高い生態経済エリアの発展計画」「黄河デルタ地域の効率の高い生態経済エリアの良好で迅速な発展を支持する意見」を相次ぎ発布し、開発建設の方向性およびサポート対策を明らかにした。

 黄河デルタ地域の範囲は、山東省東営市および濱州市の全域、それに隣接し、自然環境条件が似通っているイ坊(※)、徳州、シ博(※)、煙台の一部の県と市が含まれ、総面積は2万6500平方キロメートル、山東省総面積の6分の1を占めることになる。

 この「計画」によると、黄河デルタ地域の開発には、2つの使命が与えられている。一つは、対外的に、天津濱海新区開発のチャンスを手に入れ、環渤海エリアに奉仕し、北東アジアに面した開発を行う。2つ目に、山東半島における都市群および済南都市圏を拠り所とし、山東省全体の持続可能な発展を支える。この「十一五」期間において、山東省は、全省の総投資額の20%になる1兆5千億元をこの投資プロジェクトに投じる予定だ。

 上述の「意見」によると、黄河デルタ開発は、四大臨港(東営、濱州、イ坊、莱州)産業区を主体とした約4400平方キロメートルの範囲を省クラスの総合的な改革テストエリアとする。

 ※イ坊のイはさんずいに「維」。

 ※シ博のシはさんずいに「災」の下が「田」。
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