米国議会が「08年緊急経済安定法案」を通過したことなど関連問題について、中国人民銀行のスポークスマンは4日、「この法案が早期に実施され、米金融市場と国際金融市場の安定と投資家の自信回復に前向きな効果を発揮するのを期待する」とし、次のように続けた。
金融市場が安定すれば、中米両国共に利益がある。中国側は米国側との調整と協力を強め、世界各国とも協力して困難を克服し、共に国際金融市場の安定を守りたいと希望している。
今年に入って以来、国内外で発生した数多くの不利な要素に対し、中国政府は積極的に対応し、有効な対策を講じ、数多くの困難を克服し、安定した比較的速い経済発展の態勢を保持してきた。総体的に見てみると、中国の経済発展の基本的な面に変化はなく、マクロ調整の予測方向に向かって発展を続けており、今後も経済成長を続ける潜在力は巨大だ。中国の金融改革は大きな進展を遂げ、国有商業銀行株式制の改革成果は著しく、中小規模の金融機関の経営メカニズムは持続的に整備され、監督管理部門による監視・管理も強化されている。各金融機関の実力が遍く増強され、利益確保やリスクに対する能力も向上し、市場の流動性に総体的なゆとりができ、中国の金融システムは堅固で安定したものとなった。私たちは中国の経済発展と金融の安定に十分な自信を持っている。 「人民網日本語版」 2008年10月05日
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