中国商用飛行機有限責任会社の張慶偉取締役は7日、中国最初の自主開発ローカル線旅客機ARJ21は現在、最終テストの段階に入っており、11月末までに初飛行を行うことを明らかにした。
張慶偉氏によると、初飛行にパイロット2名と観察員1名の座席が設けられるだけで、関連のテスト設備を多数搭載することになっている。第3回目の飛行以後、客席なども取り付けて、正常な飛行機の内装となる。また、上海飛行機製造会社の徐峻副社長によると、最初のフライトには、飛行機が300メートルから600、900メートルまで上昇し、巡航高度までは上昇しない。
テスト飛行の後、同機種の飛行機4機が18ヶ月間に及ぶ飛行を無事終了したのち、関連の検査をパスして、初めてユーザに納入することになっている。
徐峻副社長はまた、現在企画中の浦東空港第5滑走路及び空港付近の南匯区の一部敷地は、大型航空機プロジェクトのテスト飛行・最終組み立ての基地となることを明らかにし、企画では、宝山区の飛行機製造基地は年間20機のローカル線飛行機を、浦東の最終組み立て基地は年間150機のローカル線飛行機、通路一つだけの飛行機及び座席数250の飛行機を製造でき、浦東基地はさらに30機の飛行機のメンテナンスと修理を担当することができることを明らかにした。
「チャイナネット」2008年10月8日
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