ホーム>>経済>>業種動態
中国、海水淡水化事業で1日当たり200万トンの水を生産へ
発信時間: 2008-10-30 | チャイナネット
 大まかな統計によると、中国が現在建設中または計画中の海水淡水化事業を通じて、1日当たり200万トン近くの水を生産できる見通しだ。海水の直接利用と総合利用が新たな大発展の段階に入った。国家海洋局の雷波・副司長が28日、天津市で行われた「2008海水淡水化と水利用の国際会議および設備展」で明らかにした。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

 雷波・副司長によると、中国の海水利用は40年余りのたゆまぬ努力を通じて、著しい発展を遂げ、自主知的財産権を有する新技術や新製品が続々と開発され、核心技術の分野でも大きな成果をあげ、一部の先進技術では国際水準に肩を並べるるほどになった。1日当たり3000トンの低温多重効用蒸留と1万トン級の逆浸透膜式海水淡水化など歴史的意義のあるモデル事業も次々とこなし、産業化の条件が日増しに整ってきている。

 中国の海水利用市場は将来の見通しが明るいため、海外の海水淡水化装置を扱う企業の重要な戦略市場となっている。同時に中国も自主技術を頼りに、海水淡水化企業を数社設立した。今年7月に中国は自主知的財産権を持つ海水淡水化装置(1日当たりの4500トン生産)の第1号をインドネシアに輸出した。

 「人民網日本語版」2008年10月30日
  関連記事
  同コラムの最新記事

· ソニー ノートパソコン用電池10万個を回収

· 中国で日本製しょうゆとワサビからトルエン検出

· 上海-深セン路線で、「空中バス」就航

· ネットショッピング、女性ユーザーの7割が経験

· 戦闘機アクロバット飛行 来月の国際航空ショー