農業の内部構造は明らかに改善され、食糧供給だけの単一的構造から農・林・牧畜・漁業の全面的発展への転換がほぼ実現した。1978年に80%だった農業総生産額に占める栽培業の割合は、2007年には50.4%まで低下した一方、林、牧畜、漁業の占める割合は大きく上昇した。栽培業の内部構造調整は順調に進展した。1979年から2007年までの間の作物別生産量を見ると、綿は2.5倍、植物油原料は3.9倍、糖料は4.1倍、果物は26.6倍それぞれ増加した。
工業の経済構造も飛躍的にグレードアップした。低い技術レベル、高い労働密集度、単一的なグレードなどの特徴が見られた従来の構造が、労働集約型、技術集約型、各グレード取り揃った発展構造にほぼ転換した。分業体制と各グレード取り揃った現代工業システムが、この30年間の発展を通じて確立した。1985年に2.9%だった生産総額全体に占める通信設備、コンピュータ、その他電子設備製造業生産総額の割合は、2007年には9.7%まで上昇した。家庭用冷蔵庫、エアコン、洗濯機、自動車、マイクロ・コンピュータ、移動通信端末など多くの製品がゼロから誕生、国内ニーズを満たすだけにとどまらず、国際市場における主要供給国となった。
「人民網日本語版」2008年10月30日
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