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インヘブ社の買収案、中国商務部への申告はなぜ必要?
発信時間: 2008-11-19 | チャイナネット
  商務部は18日、ベルギーのビール会社「インベブ」による米国のビール会社「アンハイザー・ブッシュ」(バドワイザーで有名)の買収を条件付きで許可する通告を出した。

 通告によると、商務部は調査の結果、地域市場・製品市場・競争局面などから考えて、インベブ社のアンハイザー社買収が中国ビール市場の競争を排除・制限することはないと判断し、インヘブ社による買収を禁止しないことを決めた。ただ、今回のM&Aの規模が大きく、新企業の市場シェアの成長も急速で、競争力も明らかに高まったことを考慮し、中国ビール市場に今後起こりうる悪影響を軽減するため、商務部は以下の制限条件を付け加えることを決めた。

 (1)青島ビール株式公司に対するアンハイザー社の株式保有率27%を増加してはならない。

 (2)インヘブ社の主要株主もしくは主要株主の株主に変化が発生した場合には、ただちに商務部に通告しなければならない。

 (3)珠江ビール株式公司に対するインヘブ社の株式保有率28.56%を増加してはならない。

 (4)華潤雪花ビール(中国)有限公司と北京燕京ビール有限公司の株式保有を求めてはならない。

 (5)上述の条件に反する業務を求める場合、インヘブ社は事前に商務部に申請しなければならず、商務部が認可するまで実施してはならない。
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