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インヘブ社の買収案、中国商務部への申告はなぜ必要?
発信時間: 2008-11-19 | チャイナネット
 インヘブ社の買収案、中国商務部への申告はなぜ必要?
 ベルギーのビール会社「インベブ」は今年7月13日、バドワイザーで有名な米国のビール会社「アンハイザー・ブッシュ」の全株式を1株70ドル(総額520億ドル)で買収することを発表した。

 インヘブ社はベルギーの上場企業で、世界30カ国以上に展開し、中国での業務は主に江蘇・浙江・福建など南東部に分布している。アンハイザー社は米国の上場企業で、世界10カ国余りにビール工場を開設し、中国での業務は主に東北部に分布している。

 今回の買収は、外国企業2社が海外で行う取引に属する。ではなぜ、買収にあたって中国商務部の認可が必要となったのか。

 インヘブ社とアンハイザー社の中国内での売上額は07年、それぞれ57億6400万元と44億9千万元だった。買収や統合にかかわる企業の売上額が「経営者統合の申請基準に関する国務院規定」で示された一定の基準を超えていた場合、「反独占法」第21条に従って、取引の終了前に商務部への申告をする必要がある。両社の売上額はこの基準を超えていた。

 インヘブ社は9月10日、商務部に正式に申告を申請し、申告資料もあわせて提出した。商務部は10月27日、インヘブ社によるアンハイザー社買収の反独占法にかかわる申告を正式に受理した。

 「人民網日本語版」2008年11月19日
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