世界経済の低迷を受けて、広東省深セン市の企業も困難に直面している。だが大部分の企業は深センにとどまることを選択しているという。
深セン市羅湖区の東益自動車交易市場は、華南地区では規模が最も大きくブランド専門店の種類も最も多い自動車市場だ。02年1月に開設された後、わずか6年間で規模を急速に拡大し、グレードも大きく上がった。07年末までの累計販売額は260億元を超え、国家への納税額も30億元にのぼった。07年の販売額だけでも60億元にのぼり、深セン市の自動車販売額の3分の1をたたき出している。
東益自動車交易市場の担当者によると、同市場が急速な発展を遂げることができたのは、政府の支援のおかげだという。同市場にはすでに、自動車代理販売店50店余りが設けられ、1万人以上に就職口が提供されている。
深セン市の許宗衡市長はこのほど、「悲しみとともに深センを離れていく企業が1社もないことを希望している」とのコメントを出した。同市場の担当者はこれについて、「私たちの抱える困難を解決するために現地政府が特別の交流会を開いてくれたことにとても感動している。私たちが悲しくなることはないし、深センを離れることもない」と語った。
「人民網日本語版」2008年12月3日 |