ここ数日欧州からの輸入食品に品質問題が発覚したのを受け、中国は欧州の一部の輸入食品を対象にリスク警報を発令することを決めた。各級の入国検査検疫部門が90日間にわたる衛生安全強化活動を実施し、それに基づいてさらに措置を行うかどうか決めるという。

中国国家品質監督検査検疫総局が8日発表したところによると、ここ数日、上海市や四川省などの検疫所で、イタリア産のブランデーやイギリス産の調味用ソース、スペイン産のミルク製品などから基準を超えた物質が検出されているという。

国家品質監督検査検疫総局の責任者は、「中国はすでにヨーロッパに関連情報を伝えているとともに、食品安全問題に関して交流や協力を更に強めていきたいと考えている」と語った。

「中国国際放送局　日本語部」より2008年12月09日