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欧州からの輸入食品、安全上の問題発覚
発信時間: 2008-12-09 | チャイナネット

国家質量監督検験検疫総局が8日に同局サイトで明らかにしたところによると、上海市や四川省などの出入国検査機関における入国検査で、欧州からの輸出食品の多くに品質や安全上の問題が相次いで見つかった。問題があった食品のすべてについて、返品や廃棄などの処置がなされ、輸入禁止措置が取られた。「広州日報」が伝えた。

検査では次のような問題が見つかった。イタリア産ブランデーから基準値を超えたメチルアルコール、英国産ソースから基準値を超えたソルビン酸、オランダ産大豆タンパク粉から遺伝子組み換え成分、スペイン産乳製品から基準値を超えた安息香酸、ベルギー産チョコレート製品から基準値を超えた合成着色料(レモンイエロー、ブリリアントブルー、キノリンイエロー)およびジャムから基準値を超えたソルビン酸などだ。

消費者の健康を守るため、同局は今月6日に予防的措置を打ち出し、各級の出入国検査機関に警告通知を送った。それによると、今月6日以降、欧州連合(EU)加盟国産のこれらの製品を対象にリスク警戒措置を取り、90日間にわたって衛生・安全検査を厳格に実施し、検査結果を検討して、さらに措置を取るかどうかを決定するよう求めている。

「人民網日本語版」2008年12月9日

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