中国の電話契約件数が10億件の大台に、インターネット利用者は3億件に迫っている。ネットの普及が新技術や新業務の急速な発展を促し、中国通信業界のモデル転換を促している。現在、ショートメッセージやブロードバンドによるネット接続といったデータ業務が通信業界の売上高全体に占める割合は33.4%に達し、これまでの音声を主な伝達手段とした通信網とインターネット網、ケーブルテレビ網との融合がますます進んでいる。
工業・情報化部の奚国華副部長がこのほど開催された中国電信集団の2009年度業務会議の席で述べたところによると、今年10月末現在、中国の電話契約件数は9億7900万件に達した。うち移動電話が6億2700万件、固定電話が3億5200件で、固定電話業務から移動電話業務への世代交代が一層進んでいる。通信費用は11.8%低下した。
奚副部長によると、固定電話網、インターネット網、ケーブルテレビ網の融合について技術的にはまったく問題がないが、体制には問題がある。政府は現在、3網の融合プロセスを積極的に推進しており、通信キャリアは業務開拓と密接に関わる同プロセスの今後の発展に非常に注目している。
第3世代移動通信(3G)業務については、来年に3G営業許可証が発行される予定で、それに伴って通信キャリアの通信インフラ投資は今後5年で2千億元に上ることが予想される。
「人民網日本語版」2008年12月22日 |