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工業利潤の増加率が大幅低下 1-11月わずか4.9%
発信時間: 2008-12-28 | チャイナネット

国家統計局が26日に発表したデータによると、調査の対象となった「一定規模以上の工業企業(本業の収益500万元以上の企業)」の1-11月の利潤は2兆4066億元だった。前年比成長率は4.9%にとどまり、昨年同期に記録した36.7%から大幅な下落となった。「京華時報」が伝えた。

東方証券マクロ経済部門の首席アナリストを務める馮玉明氏によると、工業利潤の成長率が減速した理由の一つは、需要の縮小が工業企業売り上げの大幅な低下を招いたこと。調査対象となった工業企業の売上額成長率は、今年6-8月には前年比68%を記録していたが、今年9-11月には前年比13%へと低下した。もう一つの理由は、利潤率が下がったこと。1-11月のデータは中国の経済成長の急速なスローダウンを示しており、企業の利潤獲得はますます困難となってきている。

「人民網日本語版」2008年12月27日

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