濱海新区の核心をなす天津経済技術開発区では積極的に金融危機への挑戦が進められている。2008年通年の国民総生産(GDP)が1065億元に達し、1千億元の大台を初めて突破した。主要経済指標は11年連続国家級開発区の中で上位を保持している。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
天津経済技術開発区管理委員会の何樹山主任は、「天津開発区の企業は2008年金融危機の厳しい試練を受けつつも、多くの指標において前年よりも急成長した」と紹介。通年GDPが初めて1千億元の大台を突破して前年比23.1%増の1065億元に達し、工業総生産高は11.3%増の3730億元、財政収入は14.4%増の256億元にのぼった。
中国の対外開放における重要な一環として、天津経済技術開発区は1984年12月に誕生。国は当初、計画面積33平米を認可していたが、2003年以降に予定面積48平米の西区の開発がスタートする。このほかにマイクロエレクトロニクス、逸仙園、化学工業区の3つのエリアがある。
「人民網日本語版」2009年1月6日