検索エンジン「百度」は14日、日本を訪れる中国人がここ最近で急増していることから、同社が日本に設立した「百度日本」と日本の電気通信会社「ウィルコム」が、日本を訪れる中国人が情報を取得するための音声検索サービスを打ち出したことを認めた。「中国証券報」が伝えた。
旅行やビジネスで日本を訪れる中国人を対象とするこの業務では、携帯電話の貸し出しと中国語音声での検索のサービスが提供される。「百度日本」は現在、日本で4番目の検索エンジン。「百度日本」は現在、関連機構と積極的に協力し、ウィルコムの携帯電話で使える中国人旅行者に便利なプラグインを開発している。
今後はさらに、中国語で使える各種の検索機能を携帯電話に付け足し、中国人旅行者の日本での便利な情報収集を可能にしていく計画だ。
日本のテレビ報道によると、08年の金融危機襲来にもかかわらず、中国の大陸部や香港から日本を訪れる旅行者は大きく増えつつある。08年11月、大陸部から日本を訪れた旅行者は延べ7万3300人に達し、10月比で5.3%の増加となった。香港から日本を訪れた旅行者は同月、延べ3万5800人に達し、10月比5%増となった。いずれも過去最高の人数だ。中国は08年初め、米国を初めて超え、日本にとって最大の旅客源となった。
「人民網日本語版」2009年1月15日