金融危機をきっかけとして、新たなネット創業ブームが始まっている。一部のサラリーマンが収入の減少を理由に家計を補うためにオンラインショップを開店、また一部大学生は卒業後に就職せずにやはりオンラインビジネスを創業、さらに一部の身体上の理由から就職が難しい人達がオンラインビジネスで生計を立てている。人々の境遇は様々だが、オンライン創業ブームで、ショッピングウェブサイト「淘宝網」では1日あたり5千人がオンラインショップを開店している。「北京晩報」が伝えた。
▽失業したホワイトカラーがオンラインショップで復活
「淘宝網」にショップを構えた男性・バンドルネーム「yzmwll」さんはもともと、深センのある電動自転車メーカーで購買業務を担当していた。だが同メーカーは金融危機の影響で受注を減らし、勤務日も勤務と休暇を2日ごとに繰り返す措置が取られた。結局同社は危機に耐えきれずに、昨年12月15日に倒産した。倒産の1カ月前、「yzmwll」さんは「淘宝網」に、主に女性ファッションを取り扱う小さなオンラインショップをオープン。勤務先が倒産した後、彼は別の会社からの誘いを断り、オンラインビジネスで生計を立てる決心をした。「毎日本当に多くの人達が訪ねてきて、洋服を買ってくれます。お客様の女性達の喜んでいる姿を実感できます。私にもその喜びが伝わってきます。私は自分の努力と流した汗で、自分の欲しかった家や車を買うことができると信じています」。
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