大陸部の31省(直轄市・自治区含む)のうち26省がこれまでに、両会(人民代表大会、政治協商会議)を開幕した。広東・山東・江蘇・江西・雲南の両会もまもなく開幕となる。これによると、北京・福建・湖北・湖南の4省市は08年、GDPが1兆元を超える地域の仲間入りを果たした。GDPが1兆元を超える地域は現在、13省市に達している。ただ09年に新たな省がこれに加わることはないと見られる。「南方報業網」が伝えた。
中国の省のうちGDPが初めて1兆元を超えたのは01年の広東省。02年には山東省と江蘇省、04年には浙江省、05年には河南省と河北省、06年には上海市、07年には遼寧省と四川省がこれに加わった。08年に4省市が増えたことで、GDPが1兆元を超える省は13省市となった。このうちGDPが2兆元を超えているのは、広東・山東・江蘇・浙江の4省だ。
広東・山東・江蘇の提供したデータによると、この3省のGDPトップ3の地位は揺るぎないものと見られる。広東省は中でも群を抜いており、07年のGDPは3兆606億元、08年のGDPは10.1%増えて約3兆4千億元に達している。山東省の第11次5カ年計画(2006?10年)の中期評価報告によると、山東省のGDPは08年、13%前後の成長を見せ、3兆元に達する見込みだ。江蘇省のGDPは07年にすでに2兆5千億元を突破している。
08年12月に開催された中央経済工作会議で、09年のGDP成長目標を中央は8%と確定した。26省で開かれている両会によると、各地方は09年の発展に自信を持っており、GDPの予想成長率はどの省も8%を上回っている。
「人民網日本語版」2009年1月23日 |