ホーム>>経済>>視点 |
中国、政府調達が全面的な発展期に |
発信時間: 2009-02-23 | チャイナネット |
|
中国の国内総生産(GDP)は、2003年の14万億元から2007年の25万億元に増え、政府調達も1659億元から4000億元に増加した。国際関係学院の劉慧院長は、中国の政府調達の特徴を次のように述べる。 1. 中国政府の調達の発展は非常に速い。2000年に『入札募集入札法』、2003年に『政府調達法』と、今までに30余りの関連政策法規を出し、効率は非常に高い。 2. 専門の調達を扱う部門と、調達の監督管理部門を設置し、購入と管理を分けて行っている。 3. 中国政府の調達制度の初めの目的は、資金を節約し、腐敗対策や規範的な市場建設に有利になることだった。政府は今、環境保護や省エネを呼びかけてグリーン購入の政策を出し、環境保護や省エネ商品、またはプロジェクトに傾いている。 中国政府は昨年12月に、世界貿易機関(WTO)に政府調達協定(GPA)の申請と一応の価格を提出し、正式に政府調達協定の交渉に参加した。2008年2月に初めて行われた交渉で中国財政部の責任者は、「改革中にどのような困難や問題にあったとしても、中国が開放的な政府調達市場を作るという最終目標は変わらない」と述べた。 財政部部長の張通氏補佐官は、2003年から2007年に政府調達で節約した額は約2000億元で、年平均にすると11%の節約だったと話す。 中国政府は省エネや排出削減を大いに推進しており、外国大手のインテルやデルなども中国政府の政策に応じて、「グリーンIT」や「簡素化IT」といった新しい理念や新製品を出している。 中国企業の四川長虹電器集団公司は、2005年に省エネの方針を実施。一般的なテレビは1時間に約130ワットの電力を消費するが、長虹テレビは75ワットと、高い品質と低い消費電力で政府調達市場で高いシェアを誇っている。 長虹の範文俊氏は、「世界が一体化する今、中国企業は生存するために国際化の道を歩み、国際ブランドにならなければならない。しかしそれまでには長い時間が必要で、簡単には成し遂げられない。そうした過程で政府の政策だけが国内企業を保護できる。中国企業は競争を恐れない。国内市場は一時期、家電といえば海外の製品だったが、最後的には国内の企業が反撃した」と話す。 「チャイナネット」2009年2月23日 |
|