ここ最近、中国沿海地域の海洋を開発利用しようという動きがこれまでになく高まり、原子力発電や鉄鋼、重化学工業など国家重大プロジェクトが次々と沿海に集まってきている。国家海洋局の職員はこのほど、09年度に2兆元の投資をけん引して、沿海部を150平方キロメートル埋め立てる方針を打ち出した。
国家海洋局の孫志輝局長は北京で、「ここ数年推進されてきた、より良く、より速い経済社会を実現する過程で、沿海地域は海洋資源と有利な立地条件を経済社会の発展を促進する大きな原動力とし、一連の重大戦略措置を相次ぎ打ち出してきた。ここ最近になって、原子力発電や鉄鋼、重化学工業など国家重大プロジェクトが次々と沿海部に集まり、産業チェーンがどんどん構築され、各地で海洋開発が盛んになっている」と述べた。
紹介によると、河北省は「曹妃甸・滄州渤海新区」、天津市は「濱海新区開発開放」、江蘇省は「蘇北沿海開発」、福建省は「海峡西岸経済区の建設」、広西チワン族自治区は「環北部湾経済区の開発開放」、浙江省や広東省、海南省では「海洋経済強省」建設の戦略を進めている。
「人民網日本語版」2009年2月23日