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中国、ヨーロッパへの調達団が出発
発信時間: 2009-02-24 | チャイナネット

 

中国のヨーロッパへの調達団が24日に出発した。これは温家宝総理が2月初旬にヨーロッパ4カ国と欧州連合(EU)本部を訪問した際、できるだけ早期に中国の調達団をヨーロッパへ派遣するという承諾を果たすためだ。

商務部の姚堅報道官は、「ヨーロッパへの調達団は、スイス、ドイツ、スペイン、イギリスの4カ国を訪問。購入リストには、国家の技術や設備、重点商品やサービスなどが含まれ、中国が短期間に出した産業振興プロジェクトが更に振興する可能性がある」と話す。

国内の報道によると、今回の調達団にはエネルギー、医療、サービス、軽工業、紡織業などの企業経営者や政府関係者が含まれ、調達する商品は、引き続き機械設備産業と電力設備産業がメインだ。また海航集団株式会社や中国航空技術輸出入総会社、中国連合ネット通信会社は、航空業や電信業と高額の契約を行う。

温家宝総理のヨーロッパ訪問時に、中国はヨーロッパ4カ国とEUと38の協議に調印し、関連額は約150億元に達している。

中国商務部が発表したデータによると、2008年、EUとの貿易総額は、1年間の外国貿易総額の16.6%を占める4255億8000万ドルで、前年に比べて19.5%増加した。姚堅報道官は、「EUは中国の第一の貿易仲間であり、最も重要な技術を輸入する源だ。中国の調達団が今の厳しい経済環境の中でヨーロッパへ行くことは、中欧双方の協力と共同での挑戦に有利だ」と話す。

温家宝総理は、「現在、貿易保護主義がはびこっている時に中国が調達団を派遣することは、市場の自信を回復するために有利である」と示しており、姚堅報道官は、「現在の経済環境は特殊で、中国は双方がお互いに市場を開放することを促進し、共に挑戦に対応して、全世界の経済がよみがえり、中国やヨーロッパ経済の発展が推進されるよう努力している。また中国がEU諸国の設備を購入することは、中国経済の構成を調整するためにも重要な役割があり、ヨーロッパが持っている多くの先進的な環境保護技術や設備を輸入することで、中国の近代化のプロセスも加速できる」と話す。

「チャイナネット」2009年2月24日

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