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海外進出 中国自動車メーカーの第3の道 |
発信時間: 2009-02-26 | チャイナネット |
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▽米大陸に重点 世界的な金融危機が広がる中、中国の自動車産業ではこの機に海外進出するかどうかについて意見が大きく対立している。業界関係者は、中国自動車メーカーの海外展開にとって適切な時期をつかむのは肝心ではあるが、それよりも製品戦略と市場の選択のほうが重要だという意見がほとんどだ。 米メディアによると、リーハイ大学の自動車専門家・陶慶久氏は「中国の自動車メーカーが次々と米大陸に工場を立ち上げているのは現地に、低価格の自動車を求める市場と賃金の安い労働力があるからだ。メキシコにはある程度の市場があり、現地の労働力もそれほど高くない」と説明する。 長安集団の羅明剛・副総裁は昨年末、グローバル化戦略として、メキシコの地理的な好条件を利用して北米市場に徐々に進出し、続いて欧州にも拡大していきたいと述べた。 陶慶久氏によると、北米自由貿易協定(NAFTA)の加盟国であるメキシコの地位は、北米市場に進出したい各国の自動車メーカーにとって他にはない踏み台でもあるという。ゼネラルモーターズ、フォード、フォルクスワーゲン、トヨタ、ホンダ、ヒュンダイなど主要な国際自動車メーカーはいずれも北米、中南米に工場を立ち上げ、小型の経済的な車種を中心に生産している。中国の自動車メーカーはこれにいかに追いつくか? 王士輝氏は、「現地でパートナーを見つけ、現地の販売代理店を通じて販売ルートを構築しなければならない。これは海外の販売ネットワークを開拓する上でどのメーカーも必ず通らなければならない道だ」と説明する。 「人民網日本語版」2009年2月26日 |
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