全国政協常務委員を務める2010年上海万博執行委員会の周漢民・副主任は8日、「政協委員、上海万博を語る」と題した全国政協第11期全国委員会第2回会議の記者会見に出席し、上海万博の来場者は延べ7千万人にのぼるとの見方を示した。「新華網」が伝えた。
記者会見では日本のテレビ局の記者から、「大阪万博が残した延べ6400万人という来場者記録を超える自信があるか」との質問が出た。周副主任はこれに対し、「我々はこれまで大阪万博を学ぶべき模範としてきた。なぜなら大阪万博は6422万人という歴代最多の来場者を記録し、阪神経済圏の形成を促したためだ」とした上で、「上海万博の来場者については第三者による予測が01年に行われた。中国関連の調査会社による予測もあれば世界的に有名なギャラップ社による調査もあったが、来場者延べ7千万人超えという上海万博の目標は実現可能なものだといずれも結論している」と述べた。周副主任はさらに、「これらの機関の調査によると、5%から10%は海外からの来場者で、残りの6700万人は我々の同胞とされている。つまり中国人20人につきわずか1人が万博に訪れるという計算だが、この数字は比較的控えめなものだと考えている」と語った。
「人民網日本語版」2009年3月9日 |