中国人民銀行が17日に発表した2008年第4四半期(10ー12月)の決済システム運営に関する報告によると、08年末現在、決済に利用される個人名義銀行口座の一人当たり平均開設数は1.75口座だった。「国際金融報」が伝えた。
08年、同口座数は増加を続けたが、ペースは鈍化した。第4四半期末現在の口座数は23億6994万4900口座で、前年比2億199万2300口座(9.3%)増加し、増加率は07年同期を0.4ポイント下回った。うち広東(深セン市を含む)、江蘇、浙江、山東の4省(市)の開設数は開設数全体の36.1%を占めた。貴州、江蘇、安徽の3省の開設数の伸びは全国平均を大きく上回り、江西省と寧夏回族自治区の伸びは全国平均を大きく下回った。
報告によると、北京や上海などの経済が発達した地域では一人当たり口座開設数が全国トップクラスとなり、1万人あたりの平均新規口座開設数では上海が全国トップだった。08年末現在の一人当たり口座開設数上位5省(市)は上から順に、北京市7.33口座、上海市5.89口座、福建省3.43口座、天津市3.43口座、浙江省3.41口座で、いずれも全国平均を大きく上回った。
「人民網日本語版」2009年3月18日