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中日韓露が「黄金航路」を共同運営 5月スタート
発信時間: 2009-03-19 | チャイナネット

 吉林省琿春市航務局の関係者がこのほど明らかにしたところによると、中国・日本・韓国・ロシアが国の枠を超えて共同運営する陸上・海上ラインは、今月30日に第一回テスト運行を行い、5月には正式に運営をスタートする予定だ。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

 同ラインは吉林省琿春市から陸路でロシアのザルビノ港に至り、韓国の束草港を経由して日本の新潟港に至るというもの。航路は全長約800海里で、中国東北地域と日本西部とを直接つなぐ初の日本海横断航路となる。これまでの東北地域の貨物を陸路で大連市(遼寧省)に運び、渤海湾、黄海、日本海を経て日本に至るルートに比べて、日数を約12日間短縮でき、最速ではわずか一日半で東北地域と日本をつなぐことが可能だ。

 琿春市航務局の初鉄成副局長の説明によると、中日韓露の地方政府と企業とによる3年余りの努力を経て、同航路は昨年10月25日にテスト運行に成功した。中国の琿春泛海国際航運有限責任公司、ロシアの沿海州運輸連合体、日本の北東アジア日本航運株式会社、韓国の江原道束草市政府の汎韓商船株式会社など4つの企業が共同出資して08年12月に設立した東北亜航運株式会社は、同航路の運営・管理を担当する。

 初副局長によると、新会社の理事会での検討を経て、今月30日に第一回テスト運行が行われることが決まった。30日に琿春を出発し、ザルビノで航路に乗り換え、31日には新潟に到着し、4月2日に束草港に至るルートが予定される。4月にも再びテスト運行を実施し、5月には正式に運営をスタートする見込みだ。

 吉林省社会科学院北東アジア研究センターの張玉山主任によると、同航路の運営がスタートすれば、環日本海経済圏の人的交流や物的交流が促進され、中日韓露の長期的・戦略的な利益にも合致することとなる。これは北東アジア各国の地域交流における新たな飛躍であり、各国間の往来に新たなルートを提供し、北東アジア地域の世界における影響力を一層高めることにつながるものと期待される。

 「人民網日本語版」2009年3月19日

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