ブルーレイディスク・アソシエーション(BDA)は18日北京で、中国が自主知的財産権を持つ音声圧縮技術「DRA」をブルーレイディスク(BD)フォーマットのコーデックとして採用し、BD-ROMフォーマットのバージョン2.3に書き込むと発表した。これにより中国は初めてブルーレイディスクの国際基準体系の中に組み込まれ、この分野の技術が長年海外の企業の手中にあった局面を打ち破った。
BDは膨大な記録容量と高画質によってDVDに替わる製品と見られている。2002年にソニー、フィリップス、パナソニックなど9社がBD基準を発表、2004年にはBDAが設立された。BDAのメンバーは現在、アップル、デル、ヒューレット・パッカード、日立、ワーナー・ブラザースなど180社以上で構成され、BDフォーマットの基準制定と普及に世界で最も影響力がある。
音声圧縮技術「DRA」は現在、デジタルテレビ、MP3、ネットマルチメディアなど日常的に運用されているほか、国家関連計画に基づき、今後は放送衛星、有線デジタルテレビ、BDプレーヤーなどでの産業化も見込まれる。
DRA技術は広州広晟数碼技術有限公司が自主開発したもので、中国華録集団が07年8月に正式にBDAに提案、BDAは米国と日本で技術評価を行い、最終的にDRA技術が正式に認定された。
「人民網日本語版」2009年3月19日 |