ホーム>>経済>>視点
日本、中国の「山寨」文化をどう見ているか?
発信時間: 2009-03-30 | チャイナネット

 卵型カプセル入りのおもちゃは、日本のキャラクター産業から生まれた独特な文化の一つだ。中国の漫画・アニメ雑誌もこれを模倣し始めている。中国のアニメ雑誌「動画基地」は06年、日本のゲームソフト「Fate/stay night」の特集を組み、ゲームに登場する「セイバー」のフィギュアを付録につけた。かわいいキャラクターが「邪神」のようになったこのフィギュアは、できの悪さで大きな話題を呼んだ。

 予想外だったのは、この「邪神」が国内で話題となっただけでなく、日本でも大きな話題となったこと。日本最大の掲示板サイト「2チャンネル」はこの話題で持ちきりとなり、「邪神」の絵を描くファンまで現れた。5元もしなかったこのフィギュアの値段は1000元以上まで跳ね上がったという。キャラクターを設計した宮川武氏は、中国の漫画家を通じてこのフィギュアを手に入れ、原作の隣において友人に自慢しているという。

 ただ、中国のニセモノ文化が日本側の著作権を侵害していることは確かだ。中国若手作家の小説「幻城」は日本の漫画「聖伝」の盗作だと言われるし、湖南テレビでは日本の漫画「花より男子」を模倣したドラマが撮影されているという。だが今後、著作権保護が厳格化されるにつれて、こうしたニセモノ文化は消えていくことになるだろう。

 「人民網日本語版」2009年3月30日

     1   2  


  関連記事
  同コラムの最新記事

· 国際社会、G20 サミットの成果を歓迎

· インド首相、G20サミットの成果を高く評価

· 国連事務総長、G20サミットの貿易保護主義排斥を歓迎

· 中国:G20 サミットが実務的な成果を挙げた

· 胡錦涛主席、G20の金融危機対応で5提案