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世界経済回復の5つの楽観的シグナル
発信時間: 2009-05-07 | チャイナネット

楽観的シグナルその2---米不動産が暴落しない

そのほか、米国経済情勢の最大変数の一つである不動産市場の暴落が収まってきており、これも実体経済が好転していると解釈できる現象と言える。

米金融危機の火付け役である不動産価格の暴落現象も安定してきている。米国の2月のS&Pケース・シラー住宅価格指数は前年同期より18.6%下降した。同指数は米国20都市の不動産価格の動向を現している。

米国不動産価格の下落はまだ止まっていないが、今年1月に19%下落したのに比べ、下げ幅は縮小している。

楽観的シグナルその3---ニューヨーク株式市場が反発

米国時間1日、クライスラーの倒産と企業の業績悪化などのマイナス材料が現れたことにより、米ニューヨーク株式市場は寄り付き後に下落した。しかし、その後発表された製造業購買担当者指数(PMI)と消費者心理指数(CSI)はウォールストリートの予測を上回り、株式市場は反発し始め、ダウ平均は8200ポイントを突破した。

景気回復への期待により、1日のニューヨークマーカンタイル取引所(NYMEX)では、テキサス産軽質油(WTI)の6月渡し価格は終値が1バレル53.20ドルとなり、前営業日より2.08ドル(4.1%)上昇した。米ニューヨークの民間研究機関である景気循環調査研究所(ECRI)は楽観的な見方を示しており、「やっとトンネルの出口が見えた。米国経済は今夏以降に低迷を抜け出すだろう」と述べた。

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