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工商銀、カナダの銀行株式を買収 北米業務に弾み
発信時間: 2009-06-05 | チャイナネット

「今回の取引が合意にいたったことは双方にとってのウィンウィンの選択だ」と工商銀行の姜建清・董事長は語る。「カナダ東亜銀行の株式買収は、工商銀行にとって、カナダでの銀行運営の営業許可と顧客ソースを手に入れ、北米地区での業務とネットワークの開拓に向けた土台を固めることとなる。工商東亜の売却は、工商銀行の香港での機構配置と業務統合を進め、香港での投資銀行業務の発展に向けて業務資源を集中させることにつながる」

カナダ東亜銀行は、東亜銀行が全額出資する付属会社だ。昨年末時点で、総資産は5億5600万カナダドル、融資残高は4億4400万カナダドル、預金残高は4億8200万カナダドルとなっている。

工商東亜ファイナンスホールディングスは、工商銀行と東亜銀行がナットウェスト証券のアジア業務を1998年に買収して成立した。英領バージン諸島に登録され、工商銀行と東亜銀行がそれぞれ75%と25%の株式を持っている。工商東亜の純資産は08年末時点で4億5100万香港ドルとなっている。

「人民網日本語版」2009年6月5日

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