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中国企業3社の世界5強入りを冷静に受け止めよ
発信時間: 2009-06-11 | チャイナネット

次に、売上高は世界トップ企業500社を決める主な指標だが、企業が強大であるかどうかを見極めるにはさらに総資本、資本の質、市場規模、革新能力、管理レベル、利益能力、発展潜在力の多方面の要素を見る必要がある。ところが、ある指標は中国企業の弱点である。中国は世界のトップ500社にランクインし、売上高は良好と言えるものの、利益状況は完全に満足できるものではなく、その他の多国籍企業との差も大きい。例えば、エクソンモービルの昨年の売上高は4428億5000万ドル、利益は452億ドルで、中国石油天然気をはるかに上回っている。そのため、中国企業はまだ経営の質と管理レベルを高める必要がある。

3つ目に、中国企業の急成長は、多くの場合が中国のマクロ経済が上昇周期にあるとき、また石油や一部の原材料製品の価格が大幅に上昇している良好な外部条件のもとで起きていることがわかる。世界トップ企業500社に入った中国企業は全て国有企業で、一部は消費者独占型企業で、他にも行政が関与し負担を軽減し大規模化している企業もある。したがって、中国の大企業は発展の規模だけでなく、発展の質にも重視しなければならない。市場の動きの中で苦労を経て広く世間を見て、自身の競争力を高める必要がある。ゼネラル・モーターズのような数多くの経験を積んできた、100年の歴史を持つ企業ですら困難に直面している中、成長する中国企業は産業構造の調整、市場の調査・研究と販売の強化、革新能力の向上を積極的に行い、大きくするより強くし、人々に尊重され、国際競争力と世界的な影響力を持つ大企業となる必要がある。

「チャイナネット」 2009年6月11日

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