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中国は率先して経済危機の闇から脱出
発信時間: 2009-06-16 | チャイナネット

チャイナネット記者(左)の取材に応える国連貿易開発会議の李月芬・高級経済事務官(右)

中国の内需拡大措置の世界経済への影響について語った際、李月芬氏は次のように指摘した。中国が採るこれらの措置は責任を担う大国の態度の表れで、政府の民生向上に対する非常に強い責任感の表れでもある。これは中国政府が積極的かつ速やかに現在の経済危機に対処していることをはっきり示している。また李月芬氏は、中国は実際に鉄道建設やインフラ整備などの事業に資金を投下し、国民消費にも投下しており、経済回復の効果はじきに得られるだろうと強調した。中国経済の安定、回復は世界の自信を高めるのに非常に重要なもので、特にアジア経済にとっては大きなメリットとなる。

しかし、李月芬氏は最後に、「中国はまだ低所得の発展途上国で、期待しすぎるのは非現実的だ」と述べた。今回の金融危機の発生は中心から外に広がっており、中国は外側に位置する。中心地帯の経済回復が最も重要な役割を果たすが、中国の役割も無視できない。

「チャイナネット」 2009年6月16日

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