民衆はフィナンシャル・サービス使用に意欲的でない

消費者のリスクに対する態度を見てみると、中国の消費者のリスク志向はアジア・太平洋地区で6位で、保守的である。これに対し楊宇霆副総裁は、これは中国の現在の福利水準が低く、社会保障制度がまだ不十分であるため、消費の際にその後に対する懸念が多くあるのではないかと考えている。

財務計画を見てみると、調査対象者の71％が今後の財務状況をどのように保障するか非常に関心を示しているにも関わらず、具体的な実現可能な計画があるのは59％にすぎない。そのほか、専門のフィナンシャル・サービスを使用する必要があると考えているのはわずか21％である。

楊宇霆副総裁はこう話す。これらのデータは、アジア・太平洋地区にとっては非常に低い。したがって、財務計画を迅速に行う重要性に対する民衆の意識を高め、資格のある専門のフィナンシャル・アドバイザーがより完備された財務計画を打ち出せることを知ってもらうため、保険業はさらに努力する必要がある。消費者が専門のフィナンシャル・サービスを使うことにあまり意欲的でないことを考慮すると、金融サービスを提供する業者は、専門のアドバイスを使うことに多くのメリットがあると消費者に認識させる必要に迫られている。