インフルエンザが新たなビジネスチャンスに

最近の新型インフルエンザ（H1N1）の流行を踏まえ、スイス再保険は別に調査を行い、中国、香港特別行政区、オーストラリア、シンガポールの4地域の40歳以下の成人のこの脅威に対する反応を研究した。

SARSを経験したことがあるせいか、中国の調査対象者の67％が、今年感染症にかかる可能性は昨年より高いと回答している。また、約60％が大規模な感染症の勃発に十分に備える必要があると答え、86％がインフルエンザ流行期間中は旅行に出かけないと答えている。香港特別行政区とシンガポールの回答は似通っているが、オーストラリアの調査対象者は新型インフルエンザをそれほど懸念していないようで、反応は比較的冷ややかだった。

また、新型インフルエンザ流行に関するある調査結果では、多くの中国の調査対象者が、保険契約の保障範囲と保障額が十分であるかどうか再確認すると回答したことがわかった。

これについて楊宇霆副総裁は、「これほど多くの調査対象者が保険契約を確認するということは、保険業にとっては新たなビジネスチャンスとなるに違いない。新型インフルエンザは消費者のリスク志向を変え、多くの消費者はリスク管理方式を見直そうとしている」と述べた。

　　「チャイナネット」　2009年6月22日