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調査:70%の中国人の収入源は給与所得
発信時間: 2009-06-23 | チャイナネット

招商銀行はこのほど、「中国人資産不健康報告」を発表した。中国人の資産状況に関する報告はこれが初めてとなる。「斉魯晩報」が伝えた。

今回の調査では、全国7つの都市の住民が対象となり、財産管理の状況や意識が調べられた。調査都市となったのは、北京(華北渤海湾都市群代表)、上海(華東兆候デルタ都市群代表)、広州(華南都市群代表)、成都(西部都市群代表)、深セン(珠江デルタ都市群代表)、武漢(華中都市群代表)、瀋陽(東北都市群代表)。回答者の年齢は22歳から55歳までで、個人収入3000元以上か世帯収入5000元以上の中産階級の人々が主な対象となった。

報告書では、財産管理への態度に基づき、「不健康な5グループ」と「不健康な6症状」が指摘された。「不健康な体が潜在的なリスクをもたらすように、財産管理の不健康も財産にとっての時限爆弾となる。すばやく取り除かなければ、財産にリスクをもたらすことになる」と報告書は主張している。

▽「不健康な5グループ」

調査によると、ほとんどの中国人には財テク面での誤解や過失がある。財産管理に対する「不健康」な性格は次の5つに大別できるという。

(1)「窮忙族」:貧乏ヒマなし。お金を稼ぐ時間はあるが、財テクに費やす時間はない。

(2)「月光族」:月給を使い切ってしまうグループ。財テクの意識は少しもない。

(3)「存銭族」:確かなのは預金だけ。新しい資産管理方法を信じず、財テクに消極的。

(4)「好高族」:高リスク、高リターン。財テクを投資と同様に考え、リスクの高さを考慮しない。サンプル調査では、約7割の回答者が「高収益は高リスクを意味する」と考えていることがわかった。30%の投資者は、投資収益を考える際、コストの支出の可能性を考えていない。

(5)「抵触族」:財テクに対する反発がある。情報取得のルートが狭い上、銀行の担当者も信じず、財テクの知識や方法を知らない。

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