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米国より高い中国の燃油価格 消費者に不満の声
発信時間: 2009-06-23 | チャイナネット

 発展途上国である中国のガソリンやディーゼル油の価格は、世界で最も発達した国である米国よりも高くなっている。金融危機の影響で中国企業にも経営困難などの問題が出る中、中国の消費者には大きな負担となっている。「国際金融報」が伝えた。

 資料によると、国家発展改革委員会が5月31日に燃油価格を引き上げた後、北京市の93号ガソリンは1リットル5.89元となった。同時期の米国のレギュラーガソリンの週間平均小売価格は1ガロン2.524元だった。6月1日の人民元対ドルレート仲値1ドル6.83元で計算すると、1リットル4.56元の計算となる。燃油価格の調整前、北京のガソリン価格は米国のレギュラーガソリンよりも1元高かった。さらなる引き上げを経て、その差は1.33元に広がった。米国でガソリン価格が最も高いカリフォルニア州とガソリン税が最も高いニューヨーク州と比べても、燃油価格調整前の北京のガソリン価格はそれぞれ0.59元と0.85元高く、調整後の価格は0.92元と1.18元高くなっている。

 国際原油価格はますます高まり、1バレル70ドルの大台に達している。発展改革委は、中国の燃油価格の大幅な引き上げを再び行う可能性がある。中国の燃油価格と米国の燃油価格の差はさらに拡大することになる。

 中国では多くの消費者が、「米国人より収入が少ないのに米国よりも高い燃油価格を負担しなければいけないのはどうしてだ」と不平をもらしている。このような不平はもっともなものと言えるのだろうか。

 結論を下す前に、中国と米国の燃油価格の動きを振り返ってみよう。

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