中国国家統計局の報道官、国民経済総合統計司の司長である李暁超氏は7月16日、国務院新聞弁公室で記者会見を開き、今年上半期の中国の国民経済運営について説明し、記者の質問に答えた。
中国国家統計局が16日に発表した上半期の最新データもまた、海外メディアの注目を集めている。海外メディアは、データは中国政府の景気刺激案が効果を発揮したことを示しており、中国が経済成長率8%維持の目標実現に自信を持っていることを意味すると考えている。しかし、潜在リスクを無視することはまだできない。
英国BBCの中国版サイトで、中国の第1四半期の経済成長率は6.1%で、上半期の経済成長率は平均7.1%となると報じられた。中国の経済成長率が加速したのは、政府の4兆元景気刺激案の実施により固定資産投資が急速に増加したことが主な原因だと見られている。
英ケンブリッジ大学の経済学者である張煒氏は、「成長率8%維持」のこの数字は成長の質を表すものでないため、経済学的意義は大きくないとしている。経済成長が人々の福利に転化されなかった場合、却って資源の浪費となる。また、中国の国有金融機関の経済に対する直接的な「緊急輸血」もGDPの高い伸びの重要な要素となる。
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