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自動車販売時の燃費表示が義務化 来年から
発信時間: 2009-08-10 | チャイナネット

中国で販売される自動車に来年1月1日から実走燃費の明示が義務化されることになった。工業情報化部は6日、「軽型自動車燃料消耗量表示管理規定」を正式に発表し、自動車の燃費表示に対する測定・申告・登録・表示・発表・監督・処罰などについて明確な規定を行った。「北京商報」が伝えた。

同規定によると、設計重量3500キロ以下の乗用車と軽商用車は、「自動車燃料消耗量表示」を販売時に貼り、国家指定の測定機関が国家基準に照らしてはかった燃費値(市街・郊外・総合の3種)を表示する必要がある。消費者は、購入後の使用状況に照らして、適切な燃費の車種を選ぶことができるようになる。

現在、自動車が表示している理論的な燃費値は、実際の燃費値とギャップがあるのが現状だ。中国自動車工業協会が発表した燃費によると、「長安マツダ2」の郊外での燃費は100キロ5.21リットル、市街での燃費は100キロ7.78リットル。だがメーカーの出している理論値は100キロ4.9リットルとなっている。燃費の低さはセールスポイントになる。そのため、メーカーの多くが現在、異なる基準を使って燃費の低さを強調している。だがその値は、理想的な状態の下で出されたものがほとんどであり、実際に走ってみるとそこまで燃費がよくなかったというケースが多い。

自動車メーカーの輸入業者は今後、統一的な測定方法に基づき、工業情報化部が指定した測定機構で燃費をはかり、その値を申告しなければならない。新たに生産された自動車や輸入自動車には販売時、燃費の表示を見やすいところに貼る必要がある。

ただ工業情報化部は、「実験室や道路での実験では、全ての運転手の実際の運転状況を完全にシミュレーションすることはできない。気候条件や道路状況、燃料の質、交通渋滞の程度、運転習慣などの違いから、実際に消費される燃料の量と『自動車燃料消耗量表示』にある燃費データとの間には一定の差が生まれることになる」としている。

「人民網日本語版」より2009年8月10日

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